
- 会社名
- イサナドットネット株式会社
- 所在地
- 東京都渋谷区道玄坂1-16-15 道玄坂NKビル2階
- 資本金
- 1,000万円
- 事業内容
- ・コンピュータソフトウェアの開発
・情報システム開発・運用
・ソフトウェアの技術リサーチ・コンサルティング
- 設立
- 2001年2月
- ビジョン
- イサナドットネットは、次世代を担うモバイルテクノロジーの開発を通して、いままで人類が経験した事のない利便性・価値を提供する事を目指します。
- 採用計画
- ●2012年新卒採用: ソフトウェアエンジニア 若干名
●2012年中途採用: ソフトウェアエンジニア 5名〜10名
●2011年中途採用: ソフトウェアエンジニア 5名〜10名
- URL
- コーポレートサイト
http://isana.net/


- ・1974年東京都生まれ
・伊左奈は、くじらの古語である勇魚(いさな)を当て字にした。くじらの様に勇ましく、賢く、心が優しく、情に厚い人間になってほしいとの願いからそう名付けられた。
・1998年 慶應義塾大学総合政策学部 卒業
・サイバーキャッシュ株式会社(現SBIベリトランス株式会社)、株式会社ネットプライスを経て、2001年にイサナドットネットを設立


イサナドットネット株式会社:石谷伊左奈社長「次世代のソフトウエアテクノロジー開発でよりよい明日を」
技術の進歩とトレンドの移り変わりが早いモバイルアプリケーション開発の分野において、創業から10年以上にわたり、安定した事業経営を続けている「イサナドットネット」。過去の決算はすべて黒字という強い経営基盤と、それを支えるクオリティーについて、石谷社長に話を聞いた。
―東日本大震災では、他社に先駆けて停電検索スマートフォンアプリを提供されましたね。
- 石谷:
- 初版リリースは、震災3日後の月曜日でした。社内から「計画停電を検索するアプリを作れば人々の役に立てる」という提案があり、ソフトウェアが出来る電力危機対応として重要であると考え早急に取り組みました。この取り組みは、多くの方の共感・支持を頂き、クララオンライン様からは無償でクラウド環境をご提供頂いたほか、東京電力様、Apple様、携帯電話会社様などに積極的にご紹介頂き、新聞などのメディアにも取り上げられるなど、一つのムーブメントとなったと思います。結果的に、AppleのAppStoreやNTT東日本のフレッツマーケットで1位を獲得するなど、数十万人に利用いただくこととなりました。ユーザーの方々からも励ましを沢山頂きました。現在、このアプリの機能は今夏に公的機関にライセンスされご利用いただいております。
―素早い対応が可能な理由は?
- 石谷:
- 今回は通常業務を中止して、こちらの停電検索アプリの開発にあたりました。理由は、この様なアプリケーションはモバイルで提供されることが非常に社会的に有益であると考えたからですが、この辺りの意思決定の早さも3日後への初版リリースに繋がったと思います。また実際の開発では、これまでのスマートフォン開発経験により、どのようなテクノロジーの組み合わせでどのような設計でやるべきかのノウハウがあったこと。そして、最小限の機能でリリースをまず行い、その後ユーザーの反応などを見ながら、継続的な開発を行っていくスパイラルな手法を取りました。創業以来、当社では「エマージングテクノロジー(新規技術)へいち早く適応し、その分野で高品質なエンジニアリングを行う」、「アジャイルな開発を行うことにより今日のビジネスのスピードに応える」という2点を重視し、競争力の源泉としています。今回は、これらがたまたま分かりやすい形で証明されたのだと思っています。
―中心となる事業は?
- 石谷:
- 01年の創業以来、一貫してモバイルデバイス分野のソフトウエア開発を手がけています。事業や業務の多角化は一切行わず、経営リソースは100%ソフトウエア開発・ソフトウエアテクノロジーに注力してきました。現在は、ほぼスマートフォン向けアプリの開発業務に移行しています。スマートフォン向けアプリは08年から開発をはじめ、国内でもトップクラスの実績と技術力があります。具体的には、金融取引用のアプリ、ソーシャルメディア用アプリ、AR(拡張現実)用アプリ、そして電力関連のアプリなどに携わっています。創業から10年の決算はすべて黒字という安定した経営を実現しています。
―モバイルで最前線に居続ける秘訣(ひけつ)はなんでしょうか。
- 石谷:
- モバイル関連の技術は、日々大きく変化します。その黎明(れいめい)期に創業し、のちモバイルインターネットの歴史をそのまま経験しています。日進月歩の分野で、企業として切磋琢磨(せっさたくま)できました。この業界では最新技術に取り組み、他社に先駆けて高品質な製品を提供するのは当然で、もちろん、その部分も重視してきました。同時に重要視したのは、捨てる選択という面です。これは、社内的にも業務の進め方として心がけるようにしています。モバイルに限らず、過去の事業を見ると「捨てるべきときに捨てられるか」がターニングポイントとなることが多いようです。
―「捨てる」ことが大事だと。
- 石谷:
- 今は普及しているサービスでも、いつかは寿命が来ます。サービスのライフサイクルの中で、どの時点で捨てるべきか、という部分を常に意識してきたということです。新しいものを取り入れることには積極的でも、過去のものを捨てるときは、明らかな影響が出るまでは放置していることがままあるものです。モバイル関連の分野は、新技術の登場と既存技術の陳腐化が早く、すぐに入れ替わっていきます。現在、当社はスマートフォン中心の開発をしていますが、これは過去10年にわたる同様の取捨選択の結果であり、終点ではなく、次のモバイルデバイスへの通過点と考えています。
―今後、モバイルはどんな方向に向かっていくとお考えですか?
- 石谷:
- まず現在言われているモバイルという切り口はあまり適切では無くなってくると思います。過去10年においては、パソコンとモバイルという二極でインターネットを利用するデバイスがとらえられていましたが、現在は多段階・マルチデバイス的な様相になってきています。つまりインターネットが利用される形態と言うのが、デバイスのサイズ・形態、対人・非対人なども含めて多種多様になるというのが次のトレンドであるととらえています。いわゆるユビキタス・コンピューティングという考え方もその流れの一つだと思います。
―その流れの中で、どんな展開を考えていますか?
- 石谷:
- 先ほどお話した通り、パソコンの時代が終わり、ユビキタス・コンピューティングが実現し、スマートフォンをはじめとする様々な電子機器で汎用(はんよう)OSが利用される様になる。これが次のパラダイムシフト、弊社が取り組むべきフロンティアとして明確にとらえています。具体的な新たな具体的事業展開としては、注目を浴びつつある「Big Data(巨大データ)」を中心としたインターネットサービス・プラットホームに必要となるソフトウエアテクノロジーを提供していきたいと考えています。それに関連して、「スマートフォン・プラットホームに始まるユビキタス・コンピューティング・プラットホームへのソフトウエアおよび技術の提供」、そしてその先に「電力・エネルギー・ホームネットワーキングに関連したソフトウエアと、ソフトウエア技術の提供」という二つの分野に積極的に取り組んでいるところです。
―求めている人材は?
- 石谷:
- 私は、ソフトウエアには世の中をよりよくする力があると信じています。この信念を共有できる仲間を求めています。今日人類は日本に限らず世界中で多くの問題・課題を抱えいます。地球レベルでは人口が爆発的に増え、すべての人口が必要とする食料やユーティリティが提供出来るかわかりません。一方先進国の多くでは高齢化が進み、永続的な繁栄に大きな不安を抱えています。我々の世代は次の世代に誇れるような社会を創り、遺す責任があり、私達イサナドットネットはソフトウェアエンジニアリングを通してその責任を果たしていきたいと考えています。また、今の日本は将来を担う産業や会社を育成していくことが急務であり、地球レベルで必要とされるソフトウェアを開発し提供することにより、この国の産業育成にも大きく貢献したいと考えています。私の考える良いエンジニアというのは、知的好奇心が高く、自分たちのつくったものがどのように世の中に影響を与えていくのかに関心を持っている人々であると思います。ソフトウエア・エンジニアリングに熱い情熱を持って取り組み、社会の発展に貢献したいという高い志を持った方には、ぜひ当社の門をたたいていただきたいと思っています。
―本日はどうもありがとうございました。















